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DID 連行 無実の罪でお縄をなった花魁の末路

2025-03-05 15:39 p站小说 4000 ℃
プロローグ

ザッザッザ・・・・
複数人の足音が聞こえる江戸時代中期
しかし、足取りはどこか重たい。

それはそうだ。
囚人の連行のために、そして「死」への歩みを進めているところであるからだ。
「女囚お花を放火の罪で市中引き回しの上、打首に処する」

先ほどお白洲にて、受けた女囚「お花」の罪状であった。
引き回しを終え、刑場へ向かうところでお花は俯いたまま重たい足で役人に連行される。

整った顔、しかし生気がまるでない女囚お花。
縄でしっかり縛られており、自由を完全に失われている。また、縛られた後ろ手から伸びる長い縄尻を役人にしっかり握られているため、自由を完全に失われていた。

「さっさと歩け!」と長く持った縄尻を乱暴に操り、お花を連行する。
「わかっています。大人しく歩きますから、どうか乱暴だけは・・・」と自身のない声をちらっと振り返り、再び足を動かす。

(私は何もやっていないのに、どうしてこのようなことに・・・)
お花は、冤罪をかけられら無実の罪を着せられたった今、処刑されるところであるのだ。

お花がなぜ処刑させるのか。



【第1章】花魁お花

場所は、吉原の遊戯場。
お花は、抜群の美貌を生かして吉原一の遊女として君臨していた。
しかし性格は穏やかで、誰からでも好かれるような性格である。

「今日もお越しいただきありがとうございます。またお待ちしていますわ。」
としっかりとした口調で、サービスもバッチリ。遊郭に入った男は必ず満足して帰路に着く。

お花を一目見ようと、下心丸出しの男たちで熱狂していた。
しかし、当然ながらお花のことをよく思っていない人たちもいる。

「なぜお花ばかり、私だってっ・・・・!」
「そうよ。気に食わないわ」

遊女たちの嫉妬も同時に買っていた。
完璧な性格、容姿、同性からは妬まれてもおかしくはない。

ただ、ここまで事態が急変するとは思わなかった。

【第二章】吉原大火災

吉原はいつものようにお花を一目見ようと多くの男で賑わっていた。
お花も多くのおもてなしをするとともに、充実感に浸っていた。

「今日もたくさんの方に来てもらえて嬉しいわ。」

夜中、最後の客を対応して一人帰路につこうとしたお花。
遊郭内はどこか焦げ臭い・・・
(なんだろう?も、もしや)と思った際には大きな火が吉原を飲み込んでいった。

「逃げろ!!」
「このままでは、焼き殺される!お前さんも早く!!」
と遊郭に入った多くの人たちが火から逃れる中、お花は状況を理解するの時間を要した。
おそらく多くの人を相手したことによる疲労も手伝ったのかもしれない。

状況を理解したときには、すでに火は吉原全土に広がっていた。
お花は疲れた身体を振り絞り、全力で吉原から逃げ出した。
(ああ、吉原が・・・)

多くの想いが詰まった吉原。
お花は振り返ることなく、しかし涙を流しながら急いで吉原を後にした。

「はぁ、はぁ・・・」

なんとか逃げっきたお花。

しかし、

バタン!

疲労と煙を大量に吸ってしまったことが影響してその場に気絶してしまった。
さらにショックも加わっているのだから尚更だろう。
そのまま、吉原の前で夜を明かしてしまった。

サササ。
物影から複数人のすり足が聞こえるが、気絶しているお花には当然聞こえない。
そこから、持ってきた松明をお花の手に握らせて、素早くその場から去っていった。


【第3章】御用


夜明け
鳥のさえずり声が聞こえる。
朝になったのだろう。

「おい!大丈夫か?お前さん、起きなせえ!」
と役人であろう男に身体を揺すられ、ようやく意識を取り戻すお花。

「うぅ。ここは・・・?」
昨夜の出来事から少し記憶が飛んでいたが、

(そうだわ、昨日夜の火災で逃げてここで気絶してしまったんだわ・・・)

徐々に記憶を取り戻して辺りを見渡すと多くの役人に囲まれていた。

「あんた大丈夫かい?」
「ここで寝てしまったのかい・・・」

ただ、なぜ囲まれているのかだけは理解できなかった。
あるものを持っているのに気付くまでは・・・

「お前さんにちょっと聞きたいことがあってな。」

「は、はい。なんでしょうか・・・?」

「あんたの持っているその松明はなんだ?」と役人が聞くと、お花は自分に握られた松明に驚きながらがらも、

「これは私のものではございません。気絶しているときに誰かが・・・」

「ふむふむ。もしや、あんたが吉原の放火の黒幕ではないか?」と役人が聞くと、お花は血相を変えて、

「何をおっしゃいますか!私は吉原を愛していたのですよ。私がやるわけがないではないですか。そのような証拠はどこにあるのですか!?」

自分の言葉で話した後に握られている松明を見てハッとした。
(ま、まさかハメられた?)

そのように思ったときにはすでに手遅れだった。
「その松明はお前さん、吉原の火災の際にあった火どころのものとほとんど同じものですぞ。」
「これに火をつけて、吉原全土を放火したのか!」

これはまずい。必死に弁論したいお花ではあるが、今置かれた状況を説明することに精一杯であった。

「こ、これは違うんです!何かの間違いです!私は何もしておりません!!!!」

お花は必死に説明したが、火元となった松明を持っていては何も説明することができなかった。

「まずは奉行所でたっぷりと詮索させていただく、お前たち、この女を引っ捕らえよ!」
と岡っ引きがいうと、手下たちがお花の体をしっかりと取り押さえる。

「な、なんなのですか!私は何もやってない!何かの間違えっ・・・うぅ!!」

自分の無実を必死に訴えるお花であるが、自分の身体に縄が這わされ自由を失われていく。
周りには岡っ引き数人に取り囲まれ、おそらく逃げることもままならないだろう。
そして、圧力をかけるように「御用」のふだをお花に見せつけるように、しっかりとお花を捕らえていく。

「花魁お花!お前を放火の罪でお縄を頂戴しろ。大人しくせい!」

ギチチ、ギュチィィィ・・!
(痛い!そこまでキツく縛らないで!!)
後ろ手にしっかり回して縄をしっかりかける。
その後胸の上下に縄を通して、胸に交差するかのようにしっかり縄を這わして、女囚縛りを施した。

「私は何もやっていないのに・・・」
お花は、俯きながら力のない声で自分の無実を訴えた。

「奉行所でたっぷり言い分は聞いてやる。このまま放火の重罪人を野放しにはできない。さあ、大人しく歩け!」

突然、後ろ手の縄尻を思いっ切り引っ張られ、痛みを顔を顰めながらもなんとか立ち上がった。
上半身が不自由で、自分の自由は男たちに奪われただけでなく、犬のように繋がれてしまった状況では逃げようがなかった。

お花はこの状況打開するために様々な考えを巡らせながら、縛りあげられた身体で一歩を踏み出した。


【第4章】連行、入牢





ザワザワ・・・・
(なんだ、縄付の女が連行されているぞ)
(何をやらかしたんだか)
(しかも別嬪じゃねーか)

多くの野次馬が一人の連行されている縄付の女性に大きな注目が集まっていた。
「あれは、花魁でないか!」
「何をしでかしたんだ?」「知らないの吉原の放火の黒幕らしいよ」
「あんな性格して実は腹黒さも持っていたんだね」

言われのない言葉も浴びせられたお花は、思わずキッと睨むように振り返った。
すると、
「大人しくせい!ただ前を見てしっかり歩めい!」と縄尻を役人に引かれて、再び俯いた。

(こんな醜態と晒すなんて、恥ずかしいわ。早く牢屋に着いて・・・)
こんなときに限って、近くにあるはずの牢屋があと100kmあるかのように非常に遠く感じる。
周りの見せ物のされて、晒し者にされる。このような恥ずかしいことはない。

しかし、自分で歩みを決めることはできない。自分は縄付の女囚で、ただ繋がっているだけで自由を制限されてしまっているのだから。
でも、奉行所では自分は放火の黒幕ではないことをしっかり主張する。それが自分に課せられた使命なのだから・・・

そのように歩みを進めていると、
ガチャリ・・・ギィィィ

重厚感のある扉が開き、一向はようやく女牢に到着した。
入牢の手続きをする際に、まず結いた髪を解かれてお花の長い髪がヒラリとなびいた。

そして、後にひとまとめにグイッと乱暴にまとめられて縛った。
その後、お花の身体の自由を奪っていった縄を解いて、朝以来の自由を得ることができた。

「ここで身体検査をした後に入牢となる。身体の隅々までしっかり見るから観念せい」と役人はお花に対して全裸になるように促した。

しかし、全裸になることに対して抵抗のなかったお花は大人しく着物を脱ぎ全裸となった。
完璧な身体に男たちは見惚れながらも、お花の身体を隅々まで取り調べた。

「これを着ろ」と出されたの水色のくすんだ薄着物だった。
しかも首の周りには、血飛沫が飛んでおりシミができていた。
お花はこれを見て、自分の末路になる可能性があるとゾッとしながらも渡された着物に袖を通した。
すると、すぐに役人によって後ろ手に縛り上げられ、縄尻に繋がれて再び連行された。

「これから入牢の手続きを行う。お前は、有名人だから独房で過ごすことになる。吉原1番の花魁であった自分に誇りに思うんだな。しかし、今はただの女囚だが・・・」

「私は何もやっていません。これだけ言えます。最後まで無実を貫きます。」
と強い眼差しで役人を睨んだが、再び縄尻を引っ張り連行を促した。
現在の立場をしっかりと示すためにもこの動作をするだけ、お花は自分の立場を認識することになった。

「女囚一名入牢!!」と役人が叫ぶと木製の重たい扉が開けられて、お花は女牢に入牢した。
後ろ手に力を入れ、歯を食いしばりながらなんとか恐怖に耐えていた。

そして、お花が入る牢屋の前まで来ると役人が縄尻を引っ張りお花の歩みを引き止めた。
「お前は今日からここへ入る。入牢する際には、『お縄を解いてください』といってから入牢する。また、牢屋から出る際には、当然縄付の状態でないと外に歩むことができない。そのため、牢から出たら『お縄を頂戴します』と言ってわしらに背を向けて腕をしっかり伸ばした状態で後ろ手に正座をした状態で待っていること。これができない場合は牢内でも縄付の状態でいることも検討する。それが嫌であるならば、わしらに従順である方が身の為だぞ」
と役人はお花に対して、半ば脅迫するかのようにいった。

お花はここでは従順になった方が良いと悟り、
「わかりました。それでは入牢するので、お縄を解いていただけますか?」といい、役人に後ろ手を見せて正座した。
すると、役人は渋々とお花の後ろ手の縄を解いて入牢を促し、お花は抵抗することなく牢屋に入った。

ガコッ、ガシャ!
と木製の牢屋の扉をしっかり閉めて、お花の入牢の儀式は完了した。
無実の罪に囚われたお花は
(私は無実。きっと明日から詮索が始まると思うけど、耐えて見せる。私は何もやっていなないのだから!)
と強い意志を持って夜明けを待った。

【第5章:拷問、自白】





そして、いよいよ詮索の日がやってきた。
あの日から全てが変わってしまい、自分の人生であった吉原が何者かによって自分が滅茶苦茶にした主犯としてとらわることになってしまったことに、憤りつつも「自分は無罪であることを主張する」ことが絶対にぶれないと誓っていた。

すると役人が牢の前に出てくると、
「花魁お花、貴様にかけられている放火の嫌疑の詮索を行う。牢からでよ。」と指示すると、木製の牢屋の鍵が開けられ、お花は檻の外に出た。

するとすぐに後ろを振り向き正座をして後ろ手を伸ばすと、
「お縄を頂戴致します」と言って静かに、かつ大人しく縄付になる準備を整えた。
すかさず役人はお花に罪人縛りを施してしっかり縛り上げると、後ろ手に伸びる長い縄尻を巻き取り、お花を立たせて連行した。
迷路のような道を歩くと、そこには見たことのないような光景を目にした。

お花はこの風景を見て、恐怖を覚えた。
そう、多くの拷問器具が立ち並んでいた。

鞭、三角木馬、石抱き台、吊るし台など、多くの罪人をここで自白させるために多くの拷問を実施したことが容易に想像できる。
昨日決意したことを忘れるくらいの恐怖に襲われながら、お花は緊張した面持ちで拷問室を見渡した。

縄尻を引かれて連れて行かれた先には、天井に環がある先に縄は這わされているだった。

「おい、この縄尻を天井に繋げ。」
「はっ」
と役人は下っ端に指示して、お花の後ろ手に伸びる長い縄尻を天井に繋ぎ止めると・・・

グゥゥゥン!!
キッチィィ!!

大きな縄音を立ててるのかのように、お花の身体が宙に浮かんんだ。

「ううぅ・・・」
お花の身体は重力を無視したかのように、吊るし責めに処された。
吊るされた身体は、左右に揺れて抵抗もできずに苦悶の表情を浮かべるお花。

「これから放火の詮索を行う。貴様がやってたという自覚を植え付けさせてやる」
と役人は鞭を持って吊るされているお花に近づいた。

「私は絶対にやっていません。どのようにして松明を手にしたのかすら説明できません。私は被害者なんです!」
とお花は自分が放火したことに対してかけられている嫌疑を絶対にやっていないと主張した。

「では、自分の言葉で『自分がやった』という自白を貴様の口から出させてやろう」
と役人が言うと、お花に対して鞭を大きく振りかざす。

ピッシャーン!
バッチン!!

大きな衝撃音とともに、お花の身体に鞭を叩きつけた。
「ウグゥ・・・!」

あまりの激痛につい、声を出してしまうお花。
しかしこれが長時間に渡って続いた。

「貴様が放火をしたんだろう!!!」
「ち、違います。私はやっておりません・・・」

このように堂々巡りが続くこと数時間。。

すると役人は鞭を下ろして、
「うむ。わかった。今日はここまでにしておこう。おい、縄を下ろしてくれ。」
役人は下っ端に指示すると、下っ端はすぐにお花を吊るす縄を下ろした。

しかし、お花は休む暇もなくすぐに後ろ手の縄尻を引かれて牢屋へ連行された。
女牢に到着すると、あまりの疲労と痛みに倒れてしまったお花。

「おい、しっかりせんか。たて!」
と役人はお花の縄尻をグイっと引き上げて無理矢理お花を立たせた。

お花は気力を振り絞り、役人に向けて正座をして
「お縄を解いていただけますでしょうか」
と役人にお願いするとお花の縄を解くと、なんとか牢屋の中に入った。

「今日はしっかり休め。これがしばらく続くが、果たして貴様は耐えられるのかな?」
と不敵な笑みをあげてその場から去っていった。

お花は完全に疲れっきてしまい、すぐに気を失ってしまった。
(これがずっと続くのは正直辛いわ。私は耐えられるのだろうか。でも私はやってない!)

心の中で自分は無罪であることを誓った

次の日はお花は詮索を受けなかった。
役人が出てくると、牢屋の扉を開けて
「今日は入浴の日だ。他の女囚と入浴になる。牢からでませい!」
と言って、お花は牢から出ると正座をして後ろを向けるといつも儀式のように縄受けを行う。

役人はお花を縄付にすると、別の女牢まで連れていった。
どこには、すでに縄付になっている女囚たちが列になって繋がれていた。

数珠繋ぎの状態で繋がれていた。
お花もその列に入って、前の女囚に伸びる縄尻に胸縄を繋がれ、お花の後ろ手の縄をその後女囚の胸縄に繋ぐ。

お花は5人の女囚の3人目に繋ぎ止められ、浴室へ連行された。

束の間の休息にお花は少し荒んだ心を安らぐことができた。
(私は無実!)と言うことを再び強く決意させた。
再び女囚着を着て縄付になると数珠繋ぎになって牢屋に戻された。

牢屋に戻ったあと、役人から「明日再び詮索を行うから、覚悟しておくように」と言ってその場から去っていった。

しかし、次の日はお花にとって地獄の日だった。
予定通り拷問部屋に連れて行かれると、鋭利のある床に正座を強要させられる。

「今日は石抱きで尋問いたす。早く自白しないと貴様の足が再起不能になるぞ」
と脅迫した。

お花は恐怖に感じながらも自分の考えは一貫していた。
「私はやっておりません」

「では始めるか。」
と言って、下っ端の岡っ引きがお花の膝上に大きな石を置いた

1個目にも関わらず、お花の顔は大きく歪んでいた。
かなりの重量の石が置かれているだけでなく、鋭利のあるところに足を置かれているため、脛骨に対して衝撃が走っている。

「グゥゥゥ・・・!」
一枚目ですでに限界を迎えたような苦悶の表情を浮かべる。

「まだ1枚目だぞ。自白はせぬな?」と役人が問い詰めるが、お花はあまりの痛みにこの問いに答えることができなかった。

「この女・・・今度は黙秘か。おい、もう一枚もってこい。」と役人は下っ端にもう一枚の石を持ってくるように指示を出した。

「やめて、く・・・・ださ・・・い・・・」と弱った声で要求したが聞き入れられることはなかった。
「わしらは、貴様が放火したという証拠が欲しいのだ。やめてくださいと言う言葉は求めておらぬ。」
と言って2枚目の石をお花の膝の上に乗せると・・・

ミシミシミシ・・・・
足に悲鳴が上がり、思わずお花は声をあげて絶叫した。

「ぎゃああああああ!!!!!」
今まで上げたことのないような声をあげたお花は全身に噴き出るような脂汗をかいて痛みに耐えるが、すでに身体は限界に近づいていた。

「わ、ワタ・・・・しは・・・なに・・・も・・・やって・・・・・・ない・・・」
最後の気力を振り絞りながらも、自分にかけられている罪に対して必死に否定した。

「まだ自白せぬか。おい、もう一枚もってこい。」と指示してもう一枚持ってきて、お花の膝に乗せようとしたが・・・

「待て、こやつ気絶している。今日はここまでか・・・」
そう、お花はあまりのキツさに気絶してしまったのである。
今日になって自白をさせることができなかったが、確実に役人たちはお花が自白させるような厳しい拷問をかけていった。

石抱きの石を避けると気絶したお花を抱き上げるのではなく、後手の縄尻を引っ張ってお花を引き摺るように牢屋まで連行した。
しかし、そのような残酷な仕打ちを受けても全く意識が回復しないお花。

彼女は完全に自白をしないと言う意思を徐々に削がれている。
このままでは、自分はおかしくなってしまう。
いっそのこと早く楽になりたい。そう思って、お花は気絶したのだ。

「明日のことなど、もう考えられなくなるだろう。自白は時間の問題だ」と役人は気絶しているお花に語りかけて牢屋に幽閉した。

お花の意識がこの日は回復することなく、夜明けが過ぎていった。

次の日、役人の声でお花は意識を回復した。
「花魁お花!本日も詮索致す!牢屋からでませい!」と言ったが、すでに気力を失いかけていたお花は役人の言葉に反応することなく横になっていた。

しかし、役人が鞭を振りかざし、お花を脅迫した。
「このままで良いのか、鞭を貴様の身体に叩きつけて無理矢理連れ出しても良いのだぞ」と言って、お花恐怖を覚えた。
しかし、昨日拷問で受けた足の痛みや疲労も手伝い、自分の身体が鉛のように感じたがなんとか外に出て、縄がけの儀式を自ら促した。

「お縄を頂戴いたします。」
お花がそのように言って後ろ手を差し出すと、役人は満足したような目で、お花を縄がけを施し拷問部屋へ連行した。

すでに連行途中でも、お花の身体は小刻みに震えていた。
恐怖に怯えており今すぐにでも逃走したい思いに駆られていた。
しかし、それは一切叶うことができない。
お花の縄尻はひとまとめにするかのように、役人に握られており完全に繋がれてしまって意いるのだ。

そのような絶望な状況を憂いていると、拷問部屋に到着した。
「今日で自白した方が楽になるぞ」

「ううぅ・・・」
お花は恐怖から言葉を発することができなかった。
その時、お花の足が縄で拘束されるのに気づくのが少し遅れた。

シュルシュルルンッ、、ギュギュウッ、、
何も告げずに縄掛けする役人は、しっかりと縄をを幾重にも巻きついて行っては、所々で補強で締め付ける。
ご丁寧に足首の間の閂縄までギッチギチに締め上げ、グルグル巻きに縛ったのだ。
最後の縄端がギュウッと結び付けられると、縄がギチギチ締め付けてくるのが伝わってくる。

「なっ何を…!」
(ゴクッ…!)
この次に何をされるのかに怯えながら床を見ると、足首の下には、長い縄尻が床に転がっていた。

すると、
「よし、、やれ。」役人が下っ端に指示を出すと
お花の足首の縄を天井の環に通して・・・・

グウウンッ、、
同時にお花の両足を縛った縄尻が、勢い良く引っ張り上げられた。
「うぐぅうッ!」

お花の華奢な身体が容易に逆さになり、そのまま天高く持ち上げられてしまったのだ。
突飛な逆さ吊りに、お花は盛大に悲鳴を上げてバタつかせた。

ギチチッ、、ギギッ、、
下っ端が縄の縄尻を力いっぱい引っ張ると、お花の両足を縛る縄が環の丈夫な輪っかを通して引き上げられてる・・・

役人は柱の太い幹に先端をしっかり括り付けて、、
花魁お花の惨めな逆さ吊るし責めが完成したのだ。
(これは、ど、どういうこと?)
いきなりの逆さ吊りだったのでお花は混乱する頭に理解するのに時間がかかり、気付いた時にはどうする事も出来ずにギイギイ吊るされていた。

「おぉ、良い格好じゃないか。花魁。」
役人はゆっくりとお花の前に立ってはしゃがみ、視線に合わせるようにその困惑顔を覗き込んだ。

「くぅ…ッ!」
お花の頭は地面と150㎝ほど浮いており、かなり高く吊るされていることがわかる。
それでも逆さ吊りにされたお花には堪らなく苦しく、今にも吐きそうなくらい苦悶の表情を浮かべる

(は、恥ずかしい・・・)
反抗しようにも逆さ吊りの身が惨めに揺れるばかりか、脳に血が溜まって気持ち悪さまで生じる。

「あまり足掻かない方が良い。逆さ吊りは見た目以上に辛い責め具だ。ほら、顔真っ赤だ。」
役人は流石この拷問法をよく知っており、幼児が興味深く観察するようにしゃがんでは、お花の美顔をペチペチ叩いて知らしめる。

「うッ…!」
しかし、お花にすぐに異変を感じた。
急な吐き気を催し・・・

ゲェェェ!!!
逆さ吊りにされたお花は急な吐き気に耐えることができずに、床に胃液を嘔吐した。

「苦しいだろ。頭に血がたまると吐き気が急に催す。これで、出すものはしっかり出しただろう。さて、始めようか。」そう言って、再び鞭を持って逆さ吊りに処されているお花に近づいた。

「いやっ、いやぁ・・・」と言いながらも逆さ吊りに処された身では、惨めに吊るされた身体を上下に揺らすことしかできない。
それを自ら揺らしていることからも役人からしたら非常に滑稽に見えた。

「これから嫌でも貴様の身体を揺らしてやる。覚悟せい!」
と言って、お花に思いっきり鞭を叩きつけた。

ビシシィィィ!!!!!!

「うあぁぁぁ!!!!」と絶叫して、吊るされた身体が大きく左右に揺れた。
その揺れが戻ることなく、鞭をお花の身体に何回も叩きつける。

「貴様だろ!吉原を放火した犯人は!吐け!吐けぃ!!!!」
ビシィ! バッシィィィ

「あああああああああああああ!!!!!!」

これが繰り返すこと数時間・・・・

ようやく役人の鞭の嵐が止んだ。
「ハァハァ」かなり疲弊している。

「うぅ・・・」
身体が左右に揺れ続けるお花は、意識が朦朧としていながらも、目が完全に恐怖に支配されている。

少し休んで再び鞭を持つと、お花が口を開いた。
「ま、待ってください。申して・・・おきたい・・こ・・とが・・・あり・・・ます・・」

ついにお花が折れた。
役人はニヤリとしながら、「申してみよ」と言い、お花に自白するように促した。

「わ・・私が・・・放火をやり・・・ま・・・・・した・・」というと
「これ以上・・・痛めつけないでください・・・・」
と懇願する目で役人訴えた。

役人は満足そうな表情を見せて
「おい、この罪人を降ろせ。」と指示して、ついにお花は逆さ吊りから解放された。
しかし、それと同時に意識を失い、自分の自白が夢であるかのように眠った。

「ついに吐いたか。少しの時間ではあるが、しっかり療養させた上でお白洲へ連行する」と役人がいうとお花の抱えて女牢に戻した。

ついに無実の罪を自白した、お花。
果たしてどのような刑が言い渡されるのであろうか・・・

【第6章:お白洲】





お花が自白してから、数日・・・
いまだにお花の意識が回復していなかった。

今までの疲労や恐怖が解放されたせいで中々目が覚めない。
「うっ・・・」

ようやく目が覚めたお花。
「ここは・・・?」

役人がずっと見張っていたようで、返事をする。
「あまりの詮索の辛さに数日は意識を失っていたぞ。今日ようやく目が覚めた。今までの恐怖や緊張が貴様の自白によって解かれたのだろう。あとは、裁きを待つだけだ。」

お花はなんのことだか全く理解できていなかった。
「じ、自白?何のことでしょうか。」
まさか、自分が放火をしたという自白していたとは思ってもいなかった。

しかし、役人は「何を言っている。お前はあの時に自分がやりましたと申しておったぞ。もうここは変えることできん。貴様は自分がやった罪を認めたのだからな」

お花は愕然とした。
(そ、そんな。確かに楽になりたいとは思ったけど、自分の口で認めたなんて・・・)
顔が一気に青ざめながらも、もう現実を変えることはできない。
気丈な態度で、役人に対して
「私の刑の言い渡しはいつになるのでしょうか。」と尋ねると

「明日お白洲へ連行する。そこで貴様の刑が確定するだろう。それまでは入浴などを済ませて、明日の判決に備えよ。」と言って、お花を牢屋から出すといつものように縄がけの儀式を行った。

そこから入浴を済ませて、明日のお白洲へ備えた。

次の日・・・
「花魁お花、出ませい。お白洲へと連行する」といい、牢屋の扉を開けた。
お花は無言で出ると、縄がけのを行うために正座をして
「お縄を頂戴いたします」と言って、後ろ手に差し出した。

役人はお花に対してしっかり縄で縛り上げて、お白洲まで連行した。
久しぶりの外を歩くことになったお花は、再び町民から注目される存在になった。

「おい、女が縄付で役人に連行されているぞ」
「あれが花魁お花。放火の罪を自白したらしいよ」
「あんなに美人なのに一体何をやらかしたんだ・・・」
「今日判決がでるらしいよ」

などなど、様々な声を浴びながらもしっかり前を向いて歩いた。
(もう、私は楽になりたい。自分で言ったことはもう受け入れるしかないわ。)
力なく歩いていたが、自分の自白した自分を呪いながらもこれからくる運命を受け入れることにした。

そしてついにお白洲に到着すると、用意させている座敷に正座で座らされる。
縄尻は役人がしっかり握った状態でしっかりとお花を繋ぎ止めている。
これはお花が逃亡などのあらぬ行動を取らないためにしっかりと対策しているのだ。

そして、老中が現れお花の罪状に対する判決が言い渡される。

「花魁お花。ここで何か申しておくことはあるか。」老中は問うと、

お花は伏した身体をゆっくりとあげて、老中をしっかりと見た。そして、しっかりとした声で
「いいえ、何もございません。私の刑を言い渡してください。覚悟はできております。」と言った。

「うむ。それでは判決を言い渡す。花魁お花。貴様は、吉原全土に火を解き放ち、吉原中に大変な損害を与えた。それだけではなく、多くの犠牲者を出したことは、大罪であることは間違いない。よって、花魁お花を市中引き回しの上、打首獄門とする。刑の執行は明日とする。」

お花は市中引き回しの上、打首獄門の極刑が言い渡された。
覚悟はしていた。放火の罪を認めたことは極刑に値する大罪であることは分かっていた。
たとえ冤罪でも・・・
(私は今どんなにやっていないと言っても私が自白したことは今更覆ることはない。)
覚悟を決めたお花は、老中に対して「おありがとうございます。」と言って縛られた身体をしっかり平伏した。

老中は役人に対して(連れて行け)というように、顎で指示してお花を手続きさせるために立たせると、お花は自ら身体を起こして立ち上がった。

「わかっています。その後の処理は行うので、連れて言ってください。」と言って自ら縛られた身体を立たせて、最後の刑に対する母印を押すために連れて行けと役人に指示を出した。

お花は最後に朱肉を後ろ手に縛られている親指に塗ってそのまま罪状を認めるという母印を縄付の状態で押印した。

「これで貴様は明日、死刑となる。最後の1日はいつも牢屋に戻すことになるが貴様はすでに刑が決まったので、モッコウに入れて連れていく。さあここに入りなさい。」
と言って、役人はお花の縄尻を引っ張りモッコウまで誘導した。

モッコウに足を縄でしっかり括り付けて、籠を被せた。もちろん上半身の縄はそのままでモッコウには「明日市中引き回しの上、打首獄門」という張り紙を貼って、女牢まで連行した。

先程の野次馬が列をなしており、
「やはり、処刑か。」
「しかも明日だよ」
「美人の末路がこんなに悲惨なものなるとは・・・」

と言った声も聞こえるが、お花はそれに対して聞き入れることなく籠の中で大人しく、これから起こることを考えていた。

女牢につくと、縄解きの儀式を終えて牢屋に入った。
「明日の未明に処刑は実施される。それまでは、ゆっくり休むといい」と言って役人は去った。

お花は自分の死が間近に迫る中で、今までの行いなどを耽りながら静かに眠りについた。

【第7章:最期】





ついにこの時がやってきた。
女牢に日差しが刺している。今日の天気が快晴らしい。

お花は日差しによって目を覚ました。
「うぅ。。(今日は最期の日ね。皮肉にも天気もとても良い・・・)」

少しすると、役人を含む数人の岡っ引きを引き連れて
「時間だ」
と短くお花に告げて、牢屋の扉を開けた。

お花は、堂々と牢の外に出ると、まず首に数珠をかけられた。
これは、おそらく罪を償い極楽浄土に行けるように配慮してくれたものであろう。

そして、いつものように縄がけの儀式を行うように正座をすると
「この時間が私の最期の自由の時間ですね。でも、もう未来は変えられない。お縄を頂戴いたします。」
と言って、自ら最期の自由を惜しむように縄付になるように要求した。

役人はお花を女囚縛り施し、伸びた縄尻をしっかり握ると奉行所からでた。
すると、外で待っていた一頭の馬がいた。
これで市中引き回しを実施して刑場まで連れて行かれるのだろう。
お花は覚悟をして、馬に足をかけてしっかりと乗った。

その後は役人によって足場もしっかりお花の足首を括り付けて、引き回しの準備が整った。
馬がゆっくりと動き出して、市中引き回しが始まった。

ザッザッザッザッザッザッ・・・
ゆっくりと馬は進むといつも見慣れた光景、吉原が見えた。
変わり果てた景色にお花は苦悶の表情を浮かべる。
(こんな風に変わってしまったのね。一体誰がやったのか)

いまだに首謀者はわからない。無実の罪を着せられたお花は、今縄付になって打首になろうとしている。

主犯は花魁お花。自分なのだ。

惨めな姿を聴衆に晒されたお花は恥ずかしさとやるせ無さを感じながら、自分ではどうすることもできずに連行されることになった。

「花魁は今日で打首か」
「変わった吉原をみて、どう思っているんだろうな」

一際美貌のお花の処刑は誰もが注目を集めていたため、引き回しの際に多くの野次馬が列をなしていた。
それでも、自分の運命を覚悟したお花はただ前を見据えた。

馬はゆっくり進み、後ろ手の縄尻は役人にしっかり握られながらも最期の外の景色をしっかりと見た。

とうとう刑場まで連行されると馬から降ろされた。
そして、処刑の準備のため首切りが準備する時間が欲しいとのことだったので、お花は隣にある小さな蔵に連れて行かれた。

「首切りの準備ができるまで一人にする。大人しく待っておれ」と言って役人はお花の縄尻を柱に繋いで去って言った。

お花はただ正座をして、隙間から刺す光を見つめる。
自分の人生を振り返るには十分な時間だった。

そしてついに、役人が蔵を開けて「時間だ」と言って、柱に繋ぎ止めた縄尻を解いて再び手首に巻いてお花を歩くように促した。

蔵から出ると快晴。
最高の天気だ。

お花は最期の歩行をしっかり噛み締めて歩いた。
刑場に近づくと、目隠しをするために半紙を近づけたかったが、お花はそれを制止
した。

「すみません。最期はこの最高の天気を見ながら処刑してくだい。白い景色だけ見てもつまらないので・・・どうかお願いします。」と言って懇願した。

役人たちは、渋々これを認めるとお花は縛られながらもお辞儀をして、刑場へ連行された。

そして首切りの待つ座敷まで連行されると、抵抗することなく自らしっかりと正座をして辺りを見渡した。

「最期の日にこれだけ快晴なのは珍しい。痛みを感じることなく、極楽浄土へ送ってやる。動かずにいてくれると幸いである。」と言って。首切りはお花にいうと

「そうですね。私もこの最高な天気で最期を迎えられることを嬉しく思います。ただ最期が思い描いたものではありませんでしたが。」と言って、静かに死海へ首を差し出した。

すると首切りが静かに刀を出し、お花の首に向かって何の力もなく刀を振った。













ザンっ!!!!!!!!!!!!!!!













お花の最期は涙を少し流しながらも、優しい笑顔で処刑が執行された。


刑の執行後は、数日お花の首が晒されることになるが、あまりの透き通った笑顔の首を拝もうとたくさんの野次馬に溢れた。

お花は無実の罪で打首の極刑を言い渡された。
しかし最期の最後まで、自分らしくあった。お花。

これこそが本当に花魁・お花の姿だったのであろう。

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